心の病は身体に現れることもある【心身症治療にも役立つ情報】

医師
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誰でもなる可能性がある

悩む男性

早めの治療が大切

「心身症」という言葉を聞いたことが無い人も多いのではないでしょうか。この心身症とは病気の名前ではありません。これは、病態を説明する概念であると言えます。簡単にいうと、体に何らかの症状があらわれており、その症状が発症する原因や経過に心理社会的な要因が関係しているという状態を指します。これは、うつ病や神経症などの精神障害とは区別されます。心身症の原因は、過度なストレスが影響しているのではないかを考えられています。年代やライフスタイルにより、感じるストレスは多岐にわたります。対人関係によるストレスや生活環境の急激な変化などが影響を与える可能性もあります。また、同じような環境にあっても、性格や考え方によって現れる症状に違いが見られることもあります。心身症になりやすい人の性格や考え方を持つ人の特徴としては、不安や緊張を感じやすい人、自分のことを表現するのが苦手に感じているという人が多いようです。心身症を診断する指標はなく、症状や環境などにより判断されます。

油断は大敵

心身症の治療は、大きく2つに分けることが出来ます。いずれも症状に応じて身体医学療法や心理療法が行われます。それと同時に原因を取り除くことも行われますが、原因を自覚していない事例などもあります。治療には長い時間がかかります。治療を受けると、一時的に症状が良くなったように感じられることもあります。しかし、その時点で完治したのかというと、そうではありません。症状は良くなったり、悪くなったりを繰り返す可能性があります。一度良くなったように感じたからと言って、その時点で治療を止めてしまうと、症状が一気に悪化してしまう可能性がありますので、注意が必要です。場合によっては、最初に見られた症状とは異なる症状が見られることもあります。心身症の症状は非常に見つけにくいものです。症状を感じていても、それが初期であれば、気のせいと済ませてしまう人も多いようです。しかし、早期治療は早期回復に繋がります。少しても異常を感じるようであれば、医療機関を受診することをおすすめします。